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特攻野郎Aチーム!80年代の痛快TVアクション

1980年代は痛快なTV番組が多かった中で、派手なアクションに力を入れていたのが特攻野郎Aチーム!
この頃のアクションドラマでおすすめは?と聞かれたら、まず間違いなく名前が上がる番組のひとつです。

うちの奥さんも大好きな番組で、ドンパチの好きな男性のみならず女性にも人気があり、第5シーズンまで続きました。
今回は、名前は聞いたことあるけどよく知らないという人のためにちょっと語りますよ!

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特攻野郎Aチームとは!

「お金で雇われて困っている人を助ける」というのが大まかな筋ですが、もちろん困っている人というのは悪しき権力に抑圧されている人(たち)のことで、そういった弱いものを虐げる“巨大な悪”を粉砕するのがAチーム。勧善懲悪です!

Aチームというのはベトナム戦争で特殊作戦に従事していた軍人たち4人組。

メンバーは、作戦・指揮を担当するリーダーのジョン・スミス陸軍大佐、通称ハンニバル。
以下、甘いマスクと口の上手さを使って物資を調達する詐欺師のテンプルトン・ペック、通称フェイスマン。
上官も平気で殴るけど飛行機は苦手な天才メカニックのB・A・バラカス、通称コング。
翼のあるものなら何でも飛ばせる天才パイロットのマードック、通称クレージーモンキー。

この4人がベトナム戦争末期のある作戦において濡れ衣を着せられ、軍法会議で有罪になるも刑務所から脱走します。
そして軍に指名手配されて逃げながらも困っている人からの依頼を引き受け、悪党を潰しに出向きます。
本人たちは逃げて隠れてるよりも悪党退治で暴れてるほうが好きなんですね。

で、彼らにもいろいろ追われるものの事情があるので、本当に救う価値があるか・手助けするのに値する依頼人かというのを見定めてから仕事を受けます。
現地に向かったり必要な武器弾薬等を揃えるのに結構お金がいるにもかかわらず、大抵いつも安い賃金で引き受けますね。まあ虐げられている人たちって、だいたいお金持ってないですから…

なんかね、日本人の好きそうな設定ですね。
荒野の7人もこういう勧善懲悪でしたが、やっぱり日本の必殺シリーズみたいな感じですかね。

そのせいかどうかわかりませんが、日曜洋画劇場での日本初放送のパイロット版(第1話)では、「必殺!Aチーム」と言うタイトルでした!

このドラマの特徴として、派手なカーアクションや銃撃戦、手榴弾やバズーカなどによる爆破があるにもかかわらず死ぬ人は滅多にいないということ。
話の流れの上で死亡する人はいても、アクションシーンで死ぬ人はいません。

どちらかといえば、やり取りなんかもコミカルに展開していくドラマです。
なので「必殺」という言葉はそぐわず、シリーズが始まったときに「特攻野郎Aチーム」となりました。
第1話も再放送された際には改題されています。

シリアスなドラマと違って、どんなに凶悪な武装集団でも最後は組織を壊滅して、悪党関係者は逮捕されて終わりと言う流れ。

いくら勧善懲悪でも悪いやつらがただ降参するだけじゃ面白くないと思う人には少し物足りない感があるかもしれませんが、それを補うかのようなアクションシーンがスッキリさせてくれます。

車は次から次にひっくり返る・吹っ飛ぶ・カメラの上を飛んでいく・壁をぶち破る・ついでに人も爆風で吹っ飛ぶなど、ド派手です。

銃撃シーンも拳銃じゃありません、マシンガンです。なので単発じゃなく連射ですよ!

取っ組み合いとかカンフーなどの格闘技はないですが、相手もギャングであったりゲリラであったり山賊であったりと、凶悪な武器を多数所持している武装集団だから、まさに小さい戦争が起こるわけです。
…でも人は死なないんですよね。ヘリでミサイル攻撃してくる悪党が山に激突しても、墜落・大破した機体から這い出てくるし。

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特攻野郎Aチーム・オハナシの流れ

相手が弱い連中だからとなめてかかっている悪党集団が元軍の手練チームに返り討ちに遭うというのが、観ていてスカッとする要素ですね。
これに加えて登場人物のやり取りが面白おかしいというのが、アメリカでも日本でも老若男女にうけたんでしょう。

流れや見どころをかいつまんで言うと、

・武装した悪党連中がのさばり、困っている人たちが地下情報からAチームの噂を聞いて依頼してくる。
・依頼を受けたAチームが現地に出向き、そこで(あるいは出発前に)物資を調達、作戦行動にでる。
・一度は悪党を退けるが報復を受ける・失敗したりする。
・作戦を立て直し、カスタマイズした車両や大掛かりな仕掛けで敵陣に乗り込み制圧する。

といった感じ。
終盤の再決戦のときに、車で壁をぶち破って登場するとかサイコーですね!

その間に、
ハンニバルがミスター・リーという中国人に変装して依頼者と接触するとか、
物資を調達するためフェイスマンが大芝居を打つとか、
戦争で精神を病んでいるため精神病棟に収容されているクレージーモンキーを脱走させるやり取りがあるとか、
飛行機嫌いのコングをいかに騙して、薬で眠らせて搭乗させるかなど、

メンバーそれぞれの面白みが活かされているシーンが毎回登場します。

加えて、Aチームはいちおう軍からのお尋ね者なので、現地に向かう直前や、あるときには出向いた現地にまで追手が押しかけてきます。

Aチームの敵はその回の悪党と軍の追手(軍警察・MP)というわけですが、追ってきたMPに悪党を逮捕させて収束という、うまい作戦も行います。

Aチームの人気は、
・わかりやすい
・勧善懲悪
・派手なアクション
・メンバーの個性

などにあると思います。

ただドンパチするだけじゃない、コメディ要素の強いアクションドラマ。
特攻野郎Aチーム、オススメです。

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