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俺たち賞金稼ぎフォール・ガイは80年代のスタントヒーロー

リー・メジャーズ演じるコルト・シーバースが保釈代理店の依頼を受けて、いとこのホーイやスタント助手のジョディといっしょに、仮釈放中にドロンした連中を探して捕まえるという内容ですが、仲間同士でのやり取りや展開もコミカルでしたね。

主演は「600万ドルの男」のリー・メジャーズ。
その頃に比べるとちょっと歳食ったなという感じですが、完全な2枚目の超人だったイメージから一転。
直毛だったのがパーマ頭になって、ドジっぷりも披露する2枚目半のキャラクターで楽しませてくれました。

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賞金稼ぎ・でも本業はスタントマン

タイトルに「俺たち賞金稼ぎ」とあるけどそっちは副業で、ホントは映画のスタントマンなんですよね。
フォール・ガイ(fall guy)っていうのは身代わりになる人、つまりスタントマンのこと。

刑事でも探偵でもないスタントマンが逃亡した容疑者を追いかけ逮捕するなんて、なんと斬新じゃありませんか。
そこいらの刑事なんかより運動神経がいい!身体能力も高いから頼もしい限りですよ。

一応、保釈代理店からの要請で動くので、身元は割れてるけどどんな相手かもわからないから危険もあるんですけどね。
でもフォール・ガイの皆さんは武装もせずに、ピックアップトラック一台で追跡しちゃうわけですよ。

いくら相手が銃を持っていようと、自分たちが持ち歩くのは手錠のみ。
たまにプロップガンを持つこともあるけど、基本は車やヘリや派手なスタントで追い詰めたり、西部劇さながらの殴り合いで大立ち回りをやって悪党どもを捕まえます。

賞金稼ぎって、保釈金を踏み倒して逃げた者を捕まえるわけですが、このドラマではそういう連中ばかりが逮捕の対象じゃないんですよね。
実際には濡れ衣で捕まった人を保釈して、その影で暗躍するホントの悪党どもをお得意のスタントで追い詰めるのが面白いとこです。

車のナンバープレートも「FALL GUY」となってて、悪党連中が「(賞金稼ぎなのに)フォールガイってどういう意味だ?」なんていうシーンもありました。

このドラマの見どころはカーアクションを始めとする追跡シーン、そして彼らの本業であるスタントシーンですね!
普段体を張ったスタントをしてるおかげで「ちょっと無茶やん!」というような捕物も危なげなくやってのけるんですよ。

スタントマンが本業だから、毎回撮影の風景なんかも見せてくれましたね。
架空のドラマの派手な立ち回りスタントや、実際の映画のシーンを撮ってる風景とか。
番組中に「あ!このシーン、なんかの映画で見たことある!」とか、逆にある映画を見てて「これフォール・ガイに出てきたやつだ!」とか言うのも多々ありました。

超人ハルクの撮影でコルトが殴り倒される、600万ドルの男vs超人ハルクみたいなシーンもあったりね。

スタントにしろ賞金稼ぎにしろ、実際には危険な商売だけど決して重苦しくない、コミカルな内容が安心して観られる要素でした。

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フォール・ガイの登場人物

この番組で好きだったのが、コルトの助手、長い金髪のジョディ・バンクス。
カワイイ系の顔立ちながら、大型車両も運転したりスタントシーンを仕切ったりとか、気が強かったですね。

パイロット版でコルトを訪ねてやってくる見習いスタントマン、いとこのホーイ・マンソンはちょっとお間抜けキャラなとこもあって、コルトからはボウヤと呼ばれてましたね。
ホーイだから原音ではボーイと言ってんのかと思ったら、そのままkidと呼んでたんですね。一応腕っぷしは強いから悪党逮捕のときには役に立ちますが…

彼ら3人が保釈代理店の社長サマンサ・ジャック、通称ビッグジャックのアネゴの依頼を受けて、スタントの合間に賞金首を追いかけるというのが大まかな筋ですが、第2シーズンからはビッグジャックに替わってテリー・マイケルズが登場しました。

ただこの番組、第5シーズンまであるけど日本では3~5シーズンの放送はありませんでした。
最初からそのつもりで最初の2シーズンまでしか輸入しなかったのか、低迷したからもう切っていいやってことになったのかは不明ですが…

こういうの海外ドラマにはよくあるけど、何が悪かったのかなあ。

オープニングが長かったね!

さてこの番組、珍しいことにテーマ曲が長い!

今のドラマは出演者7~8人の名前をわずか30秒ほどのオープニングで矢継ぎ早に紹介しますよね。
当時でもオープニングは1分ほどが普通ですが、「俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ」は4人の名前を1分40秒ほどかけて紹介します。
しかも流れる音楽は歌詞付きで、リー・メジャーズ自身が歌っています!

番組の冒頭に静止画で邦題のレコードジャケットが表示され、その後オープニングが始まるという流れでした。

テーマソングは「The Unknown Stuntman」。
日本版のタイトルが確か“俺は名もないスタントマン”だったか…この曲持ってるんですけど、輸入盤CDなので邦題ははっきりしません…

で、日本オリジナルですけど、コルト役の声優・小林勝彦氏のナレーションが入るんですが、3番まである歌詞の2番までをかけて、ナレーションは2番から入ります。
さらに声の出演やスタッフの名前が出る日本版のエンディングで3番がかかるという念の入れようでした。

2時間スペシャルのパイロット版は日本じゃ水曜ロードショーで放送されましたが、特別ゲストにファラ・フォーセットがでるというので楽しみにしてました。

チャーリーズ・エンジェルのとき同様、吹き替えは中村晃子さんですよ!
…でもファラが出たのは最後の最後のみ!

セリフも一言発しただけでした。
リー・メジャーズと結婚してたから、一時期ファラ・フォーセット・メジャーズって名前でしたが、離婚後の出演だったためかセリフが「結婚しちゃイヤよ」。

…ちょっと、いや、かなりがっかりでしたね。
ツリやん…

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