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エアーウルフとブルーサンダー、あなたはどっちが好き?

ロイ・シャイダー主演で映画になった「ブルーサンダー」。この名前を挙げると比較されるのが「エアーウルフ」ですね。
逆にエアーウルフの名前を出してもブルーサンダーが対象として浮上します。

両者の共通点はどっちも武器を搭載したヘリコプターということですが、たいてい聞かれるのが「あなたはどっちが好きですか?」ということです。

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ブルーサンダーとエアーウルフはどう違う?

僕がこの質問を受けたとしたら…ちょっと迷いますね。
というのも、機体そのものはどっちもカッコいい!
若干の差はあるけど、機体性能も外観もそれぞれいいものを持ってます。

外観ですが、ブルーサンダーはアエロスパシアルのガゼルがベース。コックピット部分をいじってオリジナル感を出しています。

対するエアーウルフはベル・ヘリコプターのベル222をベースに、両脇にインテークをつけて太らせたりノーズに飾りをつけるなどして元の機体との差別化を図っていますが、ぱっと見た外観はほぼ変わりありません。

ここでちょっと両者の違いについて触れると…

ブルーサンダー
武器・装備
機首に取り付けられたガトリング砲。
その他の装備はサーモグラフカメラや高機能マイク、ターボシステムに消音(ウィスパーモード)など。

搭乗可能人数:2名
ブルーサンダーのコックピット内は広く見えるけどコンピューターが場所を取るから実は2席しかありません。

メインローターのブレード枚数:3枚

所属:ロサンゼルス警察

エアーウルフ
武器・装備
両サイドのチェーンガンに腹部の三連装ミサイルポッド。
ただしこれらの武装は機体内部に収納されていて、通常は目に触れることはありません。
その他の装備は太陽弾にターボシステム、サーモグラフカメラなど。

搭乗可能人数:4〜6名
機能を十分に引き出すのに必要な人数は3名で、ただ乗るだけならもう1席分、さらに後部のラックを外せば計6名まで搭乗可能。

メインローターのブレード枚数:2枚

所属:CIA(ただし秘密)

エアロスパシアル社は軍用ヘリを作ってますが、ベル社は商用ヘリ。
攻撃よりもまず抑制の意味で先端のガトリング砲を主張する無骨なブルーサンダーと、武器が多く強力であるのに、通常は隠し持っているスマートなエアーウルフの外観はそれぞれのメーカーの特徴にも表れていますね。

もう少し両者の違いを言うと、ブルーサンダーは垂直離陸しかできないのに対し、タイヤの付いたエアーウルフは滑走して推進力を高めてから一気に飛び立つことができます。

共通しているのは、ともに防弾、ターボを使って一時的に加速することができる、そしてともに超高性能のコンピューターを備えていて、捜索や索敵などの情報収集なども容易に行えるということ。

ただ、パイロット一人の力では攻撃から防衛、情報収集などすべての機能を活かすことはできず、コンピューターのシステム管理をするエンジニアが同乗する必要があります。

ブルーサンダーにおいてはチェイニーの相棒ワンダーラブ、エアーウルフではホークの相棒ドミニクといったところです。

さてここまで見た目や性能での違いに触れましたが、機体の形だけで言うなら、僕はどっちも好きなんですよ。
で、ドラマとしてみた場合どっちが好きかと言うと…

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ブルーサンダーとエアーウルフ・どっち派?

僕はやっぱりエアーウルフですね。

番組名としては「超音速攻撃ヘリ・エアーウルフ」!
11話で短命に終わったブルーサンダーに対し、第3シーズンまで全55話続きました(制作局が替わってのエアーウルフ・復讐篇を加えれば4シーズン)。

ブルーサンダーって、ガトリングガンのついたヘリコプターっていう特性を活かしきれなかったと思うんですよ。警察所属なだけにね。
派手なカーチェイスや、ショットガンやマシンガンを持って乗り込むといった刑事アクションもあるのに、せっかくの上空からの攻撃・確保がなんか物足りない…
対抗勢力もあんまりたいしたことないし…

それに比べるとエアーウルフはアクションがド派手です!
敵の本拠地も迎撃システムも、複数の軍用ヘリもジェット戦闘機も、容赦なく破壊するわ撃ち落とすわ…撮影にも火薬使いまくり、いやお金使いまくりですよ!

警察のような規制による縛りがないから、攻撃してくるものは警告なしで撃ち落とします。
巨大な犯罪組織やテロリストなんかが相手で、みんなとんでもない兵器で武装してくれてるからやっつけ甲斐があります。

まあ規制があるとすれば、1980年代当時の東側某諸国の戦闘機を相手にするときくらいですか。戦わず逃げ切るほうがいいと言う時もありましたからね。ちょっと消化不良っぽい終わり方でしたが。

スパイ合戦とかあったり、敵に捕まったりとかエアーウルフを持ち出せないとかいった状況も多々あったけど、そんな危機を乗り越えたらやたら強いというのがまた面白いとこでした。

相手はジェット戦闘機、あるいは武装ヘリで、目につくとこにミサイルとか積んでるのが3〜4機迫ってきますけどね。
一見非武装のエアーウルフはその中でも場違いな存在なわけですよ。まあ、オリジナルの機体が商用ヘリですから。

そんな見た目上品なエアーウルフが完全武装の敵機の間を縫うようにしてスーッと画面に現れるのがまたカッコいいんですよ!
離れたところからでもマッハ1プラスで飛んで追いつくし、ミサイルがきてもさっとかわすし、いくら相手が複数でも機関砲で撃たれたくらいじゃびくともしないですからね。

黒がメインのボディで下が白いから、狼と言うよりシャチですね。
ときどき「ギョエーッ!」ていう、それこそクジラみたいな雄叫びあげるし…

さらに盛り上げるのがテーマ曲です。
この曲かかったら、相手がどんないかつい機体でも「勝ったな」と思えてしまいます。

そして一番スカッとするのが最後、テーマ曲が終わるのと同時に敵の機体がすべて撃ち落とされるトコ。

やっぱりね、これでないとダメなんですよ。悪者は完膚なきまでに叩きのめすっていうのが好きなもんで。

さてさて、ここにきて両者の違いをもう一つ思いつきました。
ブルーサンダーの機能は現在の軍用ヘリでほぼあり得るものばかりなんですが、エアーウルフの装備や機能は現実からかけ離れていて、いかにもSF的ということ。まずヘリが超音速で飛ぶとかあり得ませんから。

防弾とはいえ、エアーウルフなんてサブローターめちゃくちゃモロそう…被弾したら、すぐに墜落するでしょうね。

逆に言うと、エアーウルフは現実にありそうであり得ない突飛な設定で、みんな僕みたいにカッコいい機体で悪党を叩きのめすところを見たいからウケたのかもしれません。

事実ブルーサンダーが低視聴率で打ち切りになったのは、裏番組がエアーウルフだったからだと言われています(同年同月に放送開始!)。

結論:機体そのものはどっちもいいものがある、けどドラマとしては…見ててスカッとするエアーウルフ!

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