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海外ドラマのテーマ曲集・オリジナルとかカバーとか

今はテレビドラマのサウンドトラックが当たり前に出てるから、完全オリジナル曲を買うことができます。
でも昔は一つの番組のOSTなんてなかったんですよねー。

アメリカやイギリスなんかの海外にはあって、日本に入ってきてなかっただけかもしれませんが、当時は今みたいに輸入品がネットで簡単に買える時代じゃなかったですからね。
とくに80年代中頃までのドラマのテーマ曲なんて、アナログレコードしかなかったですから…

昔のドラマのレコードにしたって、海外物なのに日本のオーケストラが演奏してるものがほとんどでした。

僕も集めましたよ昔。その日本人の演奏する海外ドラマのテーマ曲集。
そして年月は流れ、タワレコやHMVなんかの海外資本のCDショップが増えてきたおかげで輸入もののテーマ曲集が買えるようになって、僕のコレクションは更に増えました。

でも完全オリジナルもあれば、CD用に録られたやつや別アーティストによるカバー曲など、いろいろ出回ってますね。

というわけで今回は海外ドラマのテーマ曲集について、オリジナルのものからカバー曲、更にはオマケで日本演奏盤までをざっとご紹介します。

オリジナルの入ってるのはどれかとか、これはパチもんだからおすすめできないよとか、別アーティストによるカバーだけどこれは買いだというものをご紹介します。

まあ、いまでは入手困難なものもありますが、中古やヤフオクとかで買えるかもしれません。
細かいレビューとまではいかないけど、タイトルで再検索して調べれば、変なのつかまされない参考にはなるかと…

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海外ドラマテーマ曲集・オリジナル

Television’s Greatest Hits(テレビジョンズ・グレイテスト・ヒッツ)
ほぼ、テレビで放送された原盤オリジナル音源で、ひとつのアルバムに65曲収録されています。

このサイトで紹介している刑事モノや探偵モノだけじゃなく、コメディやアニメなどのテーマも多数収録されています。
Vol.1~7まで出てますが、僕は1980年代に日本版として発売されたLP盤のVol.1の他、Vol.2以降は輸入盤CDで所蔵しています。

これを制作しているのは、アメリカの熱狂的なテレビドラマファンであるスティーブン・ゴトリーブ。
テレビドラマのオープニングテーマを世に広めたいと、当時の番組制作局を回ってかき集めたテーマ曲集なんですね。

ただ、かなり古いものも多くあるのでオリジナルテープが残ってなかったり、あっても劣化してて聴けない物も結構あったらしいです。
なので一部の作品は当時の演奏や効果音なんかも再現して録り直してるんですね。だから「ほぼ」原盤というわけです。

原盤オリジナルだからモノラルだったり1分前後の短いものばかりになりますが、70~80年代ころの番組のテーマは再録じゃないものが多いですね。
…逆に、忠実に作られてるんだったら再録のステレオ盤のほうがいいかもしれませんが…

 

Tube Tunes(チューブ・チューンズ)
輸入盤CD。
Vol.1~3まであり、テレビのオリジナル音源も入っていますが、どちらかと言うとTV版より長めの曲が9割です。
作曲者のセルフカバーや、オリジナルとは違う奏者であっても、それがそのテーマ曲として定着しているもの(リズム・ヘリテイジのSWATのテーマとか、ヘンリー・マンシーニのチャーリーズ・エンジェルのテーマなど)が収録されています。

Television’s Greatest Hitsと同じく、刑事・探偵もの以外のテレビテーマも含まれます。

 

Crime Stoppers(クライム・ストッパーズ)
輸入盤CD。
刑事編・探偵編の2種類あり、もちろんそれらのジャンルの番組限定です。
こちらはオリジナルとロング版が4:6くらいといったトコでしょうか。

Tube Tunesともに、ロングバージョンはスタジオミュージシャンのカバー(いわゆるパチもん)ではなく、名の通ったアーティストやオリジナルの作曲者による演奏が収録されています。

 

This Is The Return Of Cult Fiction(ザ・リターン・オブ・カルトフィクション)
TVだけでなく映画のサントラも入っていますが、基本ここに収録されているものは作曲者当人の演奏による、オリジナルとも言えるロングバージョンか、あるいは作曲者やTV版の演奏者ではないけど、このテーマと言ったらこの人(このグループ)と言うアーティストの演奏によるものが収録されています。

海外ドラマテーマ曲集・サウンドトラック

タイムマシーンにお願い
白バイ野郎ジョン&パンチ

この2つは完全オリジナルですが、ジョン&パンチは音楽をアラン・シルベストリが担当するようになった第2シーズンからのものしか存在しません。
第2~第4シーズンまでの3作が出ています。

 

0011ナポレオン・ソロ
マニックス

これら2つもオリジナル奏者ながら、セルフカバーになっています。
TV版とはちょっと違うんですね。ステレオだからいいですけど。

でもマニックスなんか、ロングとショートバージョン(TVサイズ)があるのにショートでもTV版とは違った演奏です。
マニックスに関しては前述のCrime Stoppers:探偵編に収録されているセルフカバーが一番TV版に近い演奏になっています。

 

こちらブルームーン探偵社
TVと同じくアル・ジャロウが歌っていますが、ここではオリジナルとは違ったロングバージョンが収録されています。
ロングバージョンはパイロット版のエンディングとしてかかりましたが、ここに入っているものはCD用に作られたカバーです。

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海外ドラマテーマ曲集・ロングバージョン

ちょっと微妙なやつ

TV TUNES BEST SELECTION
作曲者自身の演奏ながら、セルフカバーと言える曲が多いです。
TV版の演奏とは若干違いますが、〇〇のテーマときいてパッと出てくるのはほぼこの演奏だというものが収録されていますね。

 

The Man From U.N.C.L.E. – Cult TV Classics
アメリカとイギリスの番組の曲がほぼ1:3の割合で収録されています。
サンダーバードやJOE90、スティングレーといったイギリスものはオリジナル。アメリカもののスパイ大作戦やマニックスなどはカバーです。

完全カバー・でもこれはいける!

John Gregory & His Orchestra/TV Themes
TVで流れていたものに似せた曲を演奏しているのではなく、アレンジを加えたオリジナルとして演奏しています。
でもこれがまたいいんですよ!
他では聴けないようなマイナーなテーマ曲も演奏していています。

刑事コジャックの第1シーズンのテーマなんてそうそう出てないし、スパイのライセンスやMスクワッド、名探偵バナチェックなんてのもあまり聴けるもんじゃないです!
刑事コロンボのテーマってのも入っていますが、これはよく知られたサンデーミステリームビーのテーマとは違い、John Gregoryのオリジナルと言ってもいいでしょう。
ところが、これがまたすっごくいい曲です!

TheVentures T.V.Themes
ご存知ベンチャーズの完全カバーアルバムです。
ベンチャーズの独特の演奏でいろんなテーマ曲が収録されてますが、オリジナルと違っても、これはこれでかっこいい!

Mission Impossible & Cult TV Themes Of The Atomic Age And Beyond
TV番組のテーマ曲を多く演奏しているオーケストラによるもの。
でもなかなか原盤に近い演奏で、しかも名探偵ジョーンズやマイク・ハマーなど、おそらくこのオーケストラしか演奏していないだろうと思われる曲も収録されているのでこれは買いです。

日本のカバー

アメリカ国内でのスタジオミュージシャンによる演奏、いわゆるパチもんは多く出ていますが、それはそれでBGMとして聴けないことはありませんね。
同じように日本人も懐かしのTVテーマを演奏したCDを制作しています。

懐かしのアメリカTVドラマ・テーマ曲集

日本のオーケストラが演奏しているのでもちろんカバーですが、このCDはカバーのカバーと言える曲が多い気がします。
ヘンリー・マンシーニの刑事コロンボ(ミステリームービーのテーマ)なんかはTV版じゃなく、ヘンリー・マンシーニのセルフカバーを再現したものだし、刑事コジャックのテーマも前述のJohn Gregory & His Orchestraの演奏をカバーしたものです。

まあBGMとしては悪くないかもしれませんが、9割型オリジナルが存在する曲なので、あえてこれを聴くのも…と言う感じがします。
ここに入っているベガスのテーマはアメリカでもあまりCDとして出てないから、この曲が好きな人にはいいかもしれません。

さいごに

最後にひとつ。
僕は超音速攻撃ヘリ・エアーウルフのテーマ曲が大好きなんですが、とんでもないCDをつかまされてお金をドブに捨てたような経験をしたことがあります。
それがドイツで制作された「Airwolf Wonder Weapon」と言うヤツ。
ジャケットはそれっぽいですが、絶対に買わないほうがいいです。

買うなら少々お高いですが、AIRWOLF THEMESという海外のサイトで販売されているAIRWOLF EXTENDED THEMESが超オススメです。
CDかダウンロード販売ですが、海外サイトで結構なお値段です…

ただし、完全耳コピの演奏ながら、非常に忠実に再現しているのでCD用の再演奏と考えれば問題ないくらいのレベルです。
気になる人はサイトで試聴してみましょう!

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