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スタスキー&ハッチと言うテレビ番組について語ります!

2人のコンビが主人公の話…いわゆるバディものと言うやつですが、刑事スタスキー&ハッチ・略して“スタハチ”はその代表格ですね。
タイトルの通り、スタスキー刑事・通称スタさんとハッチンソン刑事・通称ハッチの2人が主人公。
ただいっしょに組んで仕事して事件を解決するというわけでなく、番組の面白さは2人の息のあったコンビネーションにありました。

脚本が優れているというのももちろんありますが、劇中でのスタスキーとハッチの掛け合いがテンポよく絶妙で、パイロット版をみた制作局の重役も「この2人と親しくなりたい!」と言ったとか!

今回は僕が刑事もののテレビドラマの中で一番好きな、スタスキー&ハッチについて言いたいことを言いますよ!

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刑事スタスキー&ハッチの見どころ

スタハチは銃撃戦も見どころのひとつですが、複数の犯人・チンピラなんかを素手で相手にするときのチームプレーの良さが気持ちいいですね。
2人がそれぞれ別々に相手を捕まえようと格闘していて、片方がピンチになったらもう片方が加勢するんですが、そのやり方が自分の相手をぶん投げて相棒の苦戦している相手にぶつけるというもの。

大抵いつもスタさんの「ハーッチ!」っていう叫び声が聞こえて、そのあと打ち合わせ無し・でも示し合わせたように2人が自分の相手同士をぶつけ合うんです!

真面目な刑事ドラマというよりちょっとコメディタッチですが、演じるポール・マイケル・グレイザーとデヴィッド・ソウルの2人もそのへんはわざとコミカルに、でも荒唐無稽にならない程度にやっていたそうです。

バディもののテレビの特徴としてどっちかが体力勝負で単純、もう片方はひょろいけど頭が切れると言うのはよくありますが、スタハチはともに腕っぷしも強いマッチョで頭も良くて女の子が好きですね。よくWデートもしてたし。
違いはスタスキーは直ぐに行動に出る熱い性格で、ハッチはクールな頭脳派と言うところでしょう。

シーズン2以降のオープニングの最後に出てくるシーンで、気密室に閉じ込められた2人が脱出しようと試みるところ。
ハッチが部屋の空気がどれくらい保つか計算してる横で、スタさんが重しを載せた台車でドアに突っ込んでぶち破るというのがあります。

オープニングのナレーションにもある「ホットとクール」がまさにこれですよ!

2人で突撃するときは、常にスタスキーが先に出ます。
なにかトラブルがあって慌てるのもたいていスタさん。
そのたびに「ハーッチ!」と助けを呼びますが、ハッチの方は冷静に「やれやれ」って感じで対処しますね。

日本語で叫ぶと普通「ハッチー!」となるはずですが、吹き替えの下條アトムさんは「ハーッチ」と発音してました。
この言い方、友達との間でも結構流行りました。

ハッチはなんでも器用にやってのけ、計算して動きます。
コインランドリーの強盗犯を逮捕するのに、ハッチは自分が行くといいながらもスタさんにズボンよこすように催促するシーン。

スタ「…なんで俺がズボン脱がなきゃいけねぇんだ?」
ハチ「手ぶらで洗濯に行ったらおかしいだろ!ん?」

というような会話があり、スタスキーは渋々ズボンを脱ぎます。

ほかにも事件の情報を知ってると思われるホームレスに「ホラ」と、スタスキーに金を払ってやるよう促し、スタさんも納得いかないなあと思いながらも渋々払うとか…

先頭きって突っ走るのはスタスキーでも、主導権を握ってるの実はハッチかなと思えるところは多々ありますね。
高岡健二さんのちょっとハスキーな声がクールでハッチにあってました。

お調子者で熱いスタスキーと普段冷静でひょうひょうとしているハッチも、時に逆のときがあります。

車の修理を頼んだハッチが怒りをぶちまけるエピソード。

ハチ「修理を頼んだら俺の番号は名簿にねえとさ!…お前考えたことないか?ゼブラ6、コード3号発生!何でも数字だ!俺たちゃそのうち番号にされちまうぜ!?」
スタ「おいおい、俺はゼブラ6はお気に召してるんだぜ。それを取り上げられたら不眠症にならぁ。カッカしてねえで流れに身を任すんだよ」

と、スタさんは新聞を読みながらのほほんと答えます。

他にも、護衛することになったロシアのバレエダンサーが険のある言い方で「フーチさん」と呼んだのに対し「ハッチだ!」とキレたり。
まあ、このあと恋仲になるんですがね…

単にホットかクールかじゃなく、スタスキーは熱いけど柔軟性があって、ハッチは普段冷静でも堅物で譲れないところは一歩も引かないといったとこでしょうか。ともにホットとクールを持ち合わせてるってことでもありますが。

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スタスキー&ハッチ・脇役が主役の面白い回

スタハチと並んで意外に人気のあったのが情報屋のヒョロ松ことハギー・ベアですね。僕も大好きでした。富山敬さんの吹き替えもすごく良かったんですよ。
ヒョロ松のキャラクターもふざけたところがあって、番組内で遊べるキャラでした。

最初の頃はブラブラしながらスタハチに情報を提供してるのかなって思ってたら実はHUGGY BEAR’S(後にTHE PITS)っていうバーやってたりね。
バーなのに中華料理の注文受けて、そんなのあるのかと思ったら隣の店行って買ってくるとか…ははあ、そうくるか!と感心しましたね。

「俺たちは世界一の名コンビ」と言う話では、白人のJ.D.ターケット・通称ターキーとコンビで探偵もやってます。
この回、スタスキーとハッチがあんまり出てこないけど、お遊び要素が強くて結構好きな話でした。

ヒョロ松の知り合いの黒人で盲目のおばちゃんに情報聞きに行くとき、「ばあさんは白人が嫌いだから黒人のフリしろ、どうせ見えやしねえ」ってヒョロ松がターキーに黒人のイキな挨拶を教えるんですね。
「よお!キャデラックの新車はいつ来るんだい?」
このセリフ、黒人風の訛りを表現するために関西弁のイントネーションです。

おばちゃんはヒャヒャヒャと笑いながら「ハギー、あんたの連れにしちゃ洒落た挨拶するじゃないか」と言って情報をくれますが、実は白人だってことはお見通しなんですね。

アチラのテレビではよくあることですが、ヒョロ松役のアントニオ・ファーガスは人気が上がってきてたので、スタッフはこの話がうけたらスピンオフさせようと企んでたのかもしれません。
僕は好きでしたよこの話!

あ~忘れてましたが、最後に…いつも怒ってる印象の強いドビー主任も、たまに面白いことやってましたね。

日本での放送では最終回にあたる「永遠のパートナー」(アメリカでは第3シーズンの話)では、スタハチが入院してる病室に見舞いに来て「ちょっとトイレだ…耳塞いどけよ」と言ったり、
その回のラストシーンで入院中のスタハチが記憶喪失というのが芝居だとわかったとき、「これは進め、これは止まれだ」と手で交通整理の合図をし、「お前ら明日の朝、6時だ6時!笛を忘れるな?」とニンマリ笑いながら交通整理を命じます。
バーニー・ハミルトンが演じていて、声は金井大さんでした。

スタスキーとハッチはかっこいい刑事ドラマですが、シリアスなエピソードも多いながら端々に休息的な要素もあって面白く、ほんとに大好きなテレビ番組でした!

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