スーパーマンやバットマンと同じ、DCコミックのアメリカンヒロイン・ワンダーウーマン!
2017年には映画化もされたので、TV版が懐かしいなあと思い出した人も多いんじゃないでしょうか。
オープニングもアメコミ風で、実写フィルムをトレスしたカットも使われてますよ。
TVのワンダーウーマンは70年代に制作され、第3シーズンまで続きました。
テレビのワンダーウーマンってどんなの?
スーパーマンほどではないけどふつうの人間より力は強い!
空は飛べないけど数メートルもジャンプする!
体で弾丸は弾き返せないけど、盾の代わりになる両腕のブレスレットがマシンガンの弾でも弾き返す!
見えない飛行機に乗って長距離移動!
超人ではあるけど極めて人間に近いアマゾネスの王女・ダイアナことワンダーウーマン!
原作コミックって読んだことないんですけどね。
でもテレビドラマはワクワクして観てました!
とくに好きだったのが“変身シーン”。
誰かがピンチになったり事件が起こるとダイアナが物陰に隠れて変身するんですよね。
両腕を広げてバレリーナみたいにくるくる回ると、爆発が起こってワンダーウーマンに切り替わります!
何回か、ワンダーウーマンのカッコなのにくるくる回るシーンがありました。
ダイアナの姿に戻るのかと思ったら、2段変身するんですね!スケボーかローラー・スケートするカッコになって悪者を追いかけてったような…
実は僕、第2シーズンから観だしたんですが、第1シーズンと第2・3シーズンは舞台となる年代が違うんですよね。
第1シーズンは原作のアメコミ同様、第二次世界大戦中のアメリカが舞台。
ダイアナ・プリンスことワンダーウーマンを元ミスワールドのアメリカ代表リンダ・カーターが、そして合衆国陸軍少佐スチーブ・トレバーをライル・ワゴナーが演じていました。
スチーブですよ!スティーブでもスティーヴでもなくスチーブ!時代ですねえ。
しかも邦題が「空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン」なんですね。
こんなタイトル意識して見てなかったから、あんまり記憶に無いなあ…
ワンダーウーマンの相手はナチスドイツ。
女性ばかりの島・パラダイスアイランドに不時着したトレバー少佐がダイアナといっしょにアメリカに帰還したら、ナチスのスパイや兵器に襲われるといった筋書きでした。
舞台が40年代だからか、70年代中盤の作品にしてはそれ以上に古めかしい感じがしましたが、この第1シーズンをはじめてみたときは驚いたんですよ。
まだ中学生ぐらいのときだったんで、ワンダーウーマンがそんなむかしの(世界大戦を舞台にした)話だなんて知らなかったから。
最初に観た第2シーズンは舞台が現代なんで、それが普通と思ってたんです。
ワンダーウーマンのコスチュームになる前のダイアナは黒縁メガネと黒の軍服ですよ!
これはこれでいいかも!
第2シーズンからはタイトルが「The New Adventures of Wonder Woman」となり、邦題も「紅い旋風!ワンダーウーマン」として放送されました。
カッコいいじゃないですか、紅い旋風なんて。
第3シーズンもその続きですね。
時代を経てもレギュラー出演者は変わりなく、リンダ・カーターとライル・ワゴナーの二人ですが、ワゴナーの演じるのは第1シーズンと同じ人物ではなく、トレバー少佐の息子、スチーブ・トレバーJr.なんですよね。
新シーズンでもまたまた、そのスチーブ・トレバー(息子)がパラダイスアイランドに不時着し、ダイアナが助けます。
第1話で、気を失ってるスチーブを見たダイアナが驚きますね、瓜二つだから。
ワンダーウーマン自身は歳もとらないアマゾネスだから戦後何十年経っても変わりないけど、スチーブはとっくに爺さんになってますからね。
現代モノにするんなら設定を変えないといけません。
なので他にもちょこちょこ現代風に置き換わってる設定がありました。
ワンダーウーマン・第2シーズン以降で変更された点
第2シーズンから見始めた僕が「こういうふうに変更されてます」というのも変ですが、第1で陸軍所属だった二人が第2では政府の情報機関・IADCの所属になってます。
ダイアナはスチーブの助手ということで、軍にいたときのような軍服じゃなく、エージェントらしい格好ですね。
敵はテロリストとか犯罪組織、マッドサイエンティストなんかですね。
そしてワンダーウーマンのコスチュームデザインがマイナーチェンジしました。
パッと見てわかる変更点はパンツの星の数ですかね。
前作はパンツ中星だらけで、原作通りなんでしょうがはっきり言ってあんまりカッコよくなかったです。
なんかオムツみたいだったし…
新シリーズからは星の数がグンと減り、お腹に近いあたりに数えるほどになりましたね。
青が目立っていいですね!
パンツ自体もハイレグで露出度が上がってます。
胸周りの模様も変更され、全体的に洗練されたものになったように思います。
年代の異なる第1と第2シーズンでも、それぞれの第1話で自分の住んでいる島を出る選抜競技をやってましたね。
相手の撃った拳銃の弾をブレスレットで弾き返すやつですね。
第1シーズンが、単に弾き返すだけだったのに、第2シーズンは自分の背後にある石像を破壊されないように守ると言う風に変わってました。
…そりゃ自分めがけて飛んでくる弾を弾き返すってことは、受けられなかったら大ケガするって事ですからね…
背後の的を守るというのはスポーツ色が増してていいですね!かっこよい!
さて、1と2以降では撮り方(作り方)も少し違ったように思えますね。
シーズン1って対象年齢がほんとに若者って感じがあったんですが、2・3シーズンは大人が観るふつうのドラマって感じが強かったように思います。
日本じゃこんな変身ヒーローモノって間違いなく子供向けですが、ワンダーウーマンって、そんなに子供向けってわけでもないですもんね。
ちょっとコミック色の強い時代劇・忍者ものと同じような感じでしょうか。
あと、替わったのが声の出演でした。
第1シーズンはワンダーウーマン:二宮さよ子、トレバー少佐:伊武雅之だったのが、2・3シーズンはそれぞれ由美かおる、佐々木功になってます。
由美かおるさんのワンダーウーマンがやっぱり馴染み深いですよね。
第2シーズンの日本版オープニングではワンダーウーマンの歌も歌ってますし。
これって日本語吹き替えのみなのかもしれませんが、ダイアナが両腕を広げてくるくる周り、爆発が起こってワンダーウーマンに変身する毎度毎度のシーン。第1シーズンだけは「ワンダーウーマーン!」と叫んでました。
何度も言いますが、僕はシーズン2から観てるので、あとからシーズン1の変身シーンを見たとき「ええ~…」っと思いましたよ!
…おそらく日本語のみの演出なんでしょう。
こういうのが対象が若年層向けという感じがした要因でしょうかねえ。
あ、あと、みのもんた氏のナレーションが入ってたなあ…ちょっとおちゃらけた感じの。
第2シーズンからなくなってくれてよかった…