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マイアミ・バイスの登場人物が流行らせたファッション

マイアミのメトロ・デイド警察の風俗取締班マイアミ・バイス。
そこには多くの刑事が詰めていますが、番組にレギュラーで登場するのは7人。

主人公であるソニー・クロケットとリカルド・タブス。
スワイテクとジートのコンビにジーナとトゥルーディーのコンビ。
そして彼らの上司、キャステロ警部の7人ですね。

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マイアミ・バイスの主役刑事

ジェームズ・ソニー・クロケット
マイアミ・バイスの刑事で巡査部長。
時計はロレックス、服はヴェルサーチ、車はフェラーリと言ったブランドは置いといて、ソニー刑事の服装はおもにTシャツかノーカラーシャツの上に白か淡色のジャケット、あるいは上下揃いのスーツでした。
通常ネクタイしてるトコなんて見たことなかったですね。
そしてスリッポン(当時はデッキシューズと言ったもんですが)に靴下は履かない、強い日差しのもとではレイバンといった、太陽の楽園マイアミにふさわしい出で立ち。

アリゲーターの多いフロリダ州で、ソニーも自宅で番犬ならぬ番ワニを飼っています。
もっともソニー・クロケットの住まいは“家”ではなく、ヨットハーバーに停泊させている船舶ですが。

80年代当時はソニーのファッションを真似する人も多かったですね。
夏場は白の上下かピンクのジャケットと、ブランドはともかくとして僕もそうでした(サングラスだけはレイバンでしたが)!

リカルド“リコ”・タブス
ソニーの相棒で元NY市警察のアフリカ系刑事。巡査部長。
やはり着ているものはアルマーニとかそんなブランドは置いといて、ソニーと対象的に濃い色のスーツにネクタイと、これもまた刑事とは思えないおしゃれな出で立ちでした。

ソニーやタブスの着てるスーツや装飾品などは市警察からの支給品です。
そうでないと、そんな高いものばかり、汚れたり破れたりする可能性の高い刑事の仕事で着てられないですよ。そんなにいい給料でもないでしょうしね!

日本での放送当時、これまでの刑事ドラマとは打って変わっておしゃれな格好をしてる二人を見て「刑事があんなスーツ着てるのは変だ・おしゃれすぎる」とかいう知り合いもいましたが、二人とも麻薬や銃器絡みの潜入捜査官なので、あまり安っぽい格好はできません。
羽振りのいいところを見せないと怪しまれて刑事ということがバレてしまいますからね。

まあ、組織の幹部くらいには見えるんじゃないでしょうか。

…それにしちゃ潜入以外のときも、いつもあの格好で捜査してたけど、そのへんは触れちゃいけないか…

マイアミ・バイスの刑事たち

スタンレー・スワイテク
巻き毛の巨漢でバイスの刑事。
通常、ソニーやタブスのように潜入はせず、盗聴などの張り込みやバックアップを行うことが多かったですね。
ちょっとお調子者のイメージがありますが、捕物の際には自動小銃を撃ちまくります。
服装は極めて簡素。アロハなど、楽園マイアミに似つかわしいオープンカラーのシャツが多かったような…
第1シーズン途中から髭面に。

ラリー・ジート
スワイテクの相棒で細面の刑事。アロハシャツなど、やっぱりラフな格好で仕事をします。
やってることは監視や盗聴など、基本スワイテクと変わりないですが、いろんな機器の操作をしている印象が強かったですね。
第1シーズン途中から髭を生やしはじめ、第2シーズンでは口の周りがボーボーの、ホームレスさながらになりました。
この人は髭なしのほうが良かったな…
シーズン3の途中で急に出てこなくなりますが、実は日本で放送されていないだけで殉職する話があったんです!これはちょっとショックでした。

ジーナ・カラブリーゼ
バイスのラテン系女性刑事。
一時期ソニーと関係をもったことがありました。
刑事らしくないラフな出で立ちが多い印象がありますが、派手な衣装を着て売春婦としておとり捜査を行います。
組織相手の際は自動小銃やショットガンで武装することもあります。

トゥルーディー・ジョップリン
バイスの女性刑事でジーナの相棒。
アフリカ系でジーナとともに売春婦として潜入捜査したり、時に銃火器を持って捕物に参加することもあります。

マーティン・キャステロ
バイスの主任でラテン系の刑事。
日本語では警部と訳されてますが、実際には警部補。
ソニーやタブスの出で立ちとは違って黒の上下に黒いネクタイと地味。
寡黙で思慮深く、滅多に笑うことがなかったですね。
一度、捕らえた容疑者だったかがバイス本部に連れてこられたときに、皮肉交じりに笑って迎えたくらいしか印象にありません。

堅物なので最初は煙たがられていたものの、徐々に信頼されるようになります。
演じるエドワード・J・オルモスが“Bushido”と言うエピソードの監督をしているように、キャステロ主任も武道に精通しています。

ルー・ロドリゲス
キャステロの前任のバイス主任。ラテン型。
ソニーのことはむかしから信頼しています。
それゆえか第4話の最後に彼が殺し屋に狙われて狙撃されるのを身を挺してかばい、殉職しました。

 

第5シーズンまで続いたマイマミ・バイスは、途中ロドリゲス主任とジート刑事が退く以外、レギュラーの変更はありませんでした。

ソニーは仕事においてフェラーリデイトナやテスタロッサと高級車ばかり乗り回していますが、タブスのキャデラック、ジーナのマーキュリー、トゥルーディーのMR2と、みんなそれぞれ違ったメーカーの車に乗っています。
大抵自動車メーカーは1社に絞って制作されるのに、マイアミ・バイスにおいてはこれら車もファッションの一部と捉えられているようですね。

沿岸の都市マイアミでは海に逃げる犯罪者も多いので、パワーボートも持ち出す場面も結構ありました。
ソニーの自宅であるヨット、身につけるものや乗り物、そして劇中にかかる音楽などのすべてがファッションであるということが伺えます。

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