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ポリス・ストーリー、元祖はアメリカの警察ドラマです!

ポリス・ストーリーと言う名前を聞くと、ジャッキー・チェンの映画かなと思う人は多いかもしれません。
でも僕にとってはアメリカのTVシリーズ以外に考えられません!
あの映画が公開されたとき「え~!?まぎらわしい」とまで思ったほどです。

というわけで今回はポリス・ストーリーについて語りますよ!

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ポリス・ストーリーってこんなオハナシ

ここで言うポリス・ストーリーはアメリカで1970年代に放送されていた60分のテレビ番組。
ロサンゼルス警察の巡査部長だった推理作家・ジョゼフ・ウォンボーの原作を元にNBCが制作しています。

前編後編を除いて基本的に1話完結で、それぞれのエピソードにつながりはありません。ポリス・ストーリーと言うタイトルを冠した、いわゆるアンソロジーですね。
だから個々の話が、登場人物も違えば彼らが勤務する警察署も違います。
共通しているのはみんなロサンゼルス市警察に所属する警官であるということぐらいでしょうか。

所属も、殺人課であったり麻薬課、狙撃班、警ら課、交通課。だからその回の主人公も私服刑事であったり、囮捜査官だったりパトロールの制服警官だったり…

僕が初めて観たのが、ビック・モローが主役の前編後編の話。
次の回も同じキャストだったのに、その次の回は「あれ?登場人物が違う…」と思ったもんです。めずらしい作り方でしたからね。

基本、個々の話に接点はないんですが、まれに複数回登場する刑事たちもいます。
トニー・ロー・ビアンコとドン・メレディスのコンビは何度か出てきたし、同じ役者が別の役で何度も登場することもありました。以前は主人公の刑事役だった人が今度は犯人役とかね。

この番組のいくつかの話がスピンオフされてシリーズ化しています。
アンジー・ディキンソンの「女刑事ペパー」
デヴィッド・キャシディの「潜行刑事ダン」
ロイド・ブリッジスの「警官フォレスター」
ですね。

実は僕、これらはあとから知ったんですよ。

ペパーはポリス・ストーリーでのエピソードを観たときには気づきませんでした。
名前もペパー・アンダーソンなんて言ってなかったと思うんですよね。
あ、上司は確かクローリー部長って言ってました。
シリーズと同じですね。役者は別の人だけど…

これらはやっぱり視聴率とか人気が高かったからシリーズ化されたんでしょうけど、それを言ったらトニー・ロー・ビアンコとドン・メレディスのコンビだって人気あったから何度か出てきたのに、どうしてスピンオフされなかったんでしょうねえ…

ところでこのドラマって、いろんな俳優が主役やゲストを務めてますよ。

僕が好きだったのは、ジャン・マイケル・ビンセントが特殊部隊(狙撃班)の隊員をやってた回。
ジャン・マイケル・ビンセントといえば「超音速攻撃ヘリエアーウルフ」の主人公・ストリングフェロー・ホークですが、同番組のレギュラー、アークエンジェル役のアレックス・コードがその回の相棒役で出演しています。

そして「ルート66」のジョージ・マハリスが出てた麻薬捜査の刑事モノ。
僕が大好きな「刑事スタスキー&ハッチ」のレギュラー、情報屋ヒョロ松役のアントニオ・ファーガスとドビー主任役のバーニー・ハミルトンがゲスト出演しています!ただし、悪い人の役ですが…

面白いのは「ライフルマン」のチャック・コナーズ主演の話で、相棒役にシルベスター・スタローンが出てるんですが、スタローンが運転する車の中での会話。
スタローンの役はチャック・コナーズと組んだばかりの私服刑事エルモア・ケイドー。

コナーズ「エルモア?エルモア・ケイドーっていうのか」
スタローン「ああ、でもみんなからはロッキーって呼ばれてる」
コナーズ「でもエルモアなんだろ?身分証に書いてある」
スタローン「いやいや、よかったらロッキーって呼んでくれよ」

僕これ、吹き替えで勝手に意訳してるのかと思ってたんですが、ほんとに言ってました原音でも!

他にもエド・アズナー、ハリー・ガーディノ、ラリー・ハグマン、ジャッキー・クーパー、デヴィッド・ドイル、ジョー・サントス、ディーン・ストックウェルなど、刑事モノや探偵モノでよく見かける俳優たちが出演しています。
中には複数回、役どころを変えて出てる人もいますよ。

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80年代にはビデオでも登場!ザ・ポリス

日本での放送は70年代に制作されたものだけと思いますが、80年代に入っても新シーズンが作られました。

なんとレンタルビデオで発見!
「バイオニックジェミー」のリンゼイ・ワグナーが出てるやつだったので目に止まったんですが、邦題は「ザ・ポリス」でした。
だからはじめは気づかなかったんですが、原題がポリス・ストーリーとなっていて、思わずあっ!と言ってしまいましたよ。

…邦題をザ・ポリスにしたのは、J・チェンの映画と年代がほぼ同じでまぎらわしいからと判断したからでしょうか。

さてこのドラマ、オープニングのテーマ曲はなく、冒頭のハイライトシーンのあとでバーン!とタイトルが現れるという形式をとっていました。

その後ドラマが始まると改めてPOLICE STORYとタイトルが出て、サブタイトル・主演・共演…と言うふうにテロップが続きます。

刑事コロンボを観たことあるなら「あんな感じ」といえばイメージできると思います。
そう、まさにあんな感じです!

この番組で好きだったのは、実はエンディング。
少し物悲しい終わり方をする回や、わりとハッピーエンドとなる回、カッコいい終わり方をする回と様々でしたが、いずれも最後にバックグラウンドで警察無線が入り、画面がストップモーションになってエンディング曲が流れるというのがパターン。

エンディング曲…と言ってもこの番組のテーマ曲なので、劇中でもしょっちゅう耳にします。

エピローグで「事件は解決した。ご苦労さん」というような少しおとなしめのバージョンがかかって、最後に全体を締めるように渋いテーマ曲がかかる…
なんか、このエンディングを毎回見たいがために本編を楽しんでるような、そんな感じでした!

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